港南台の味楽亭でランチ

営業マン飯2022年
ご挨拶

こんにちわ、地下鉄吉野町駅最寄りのカラオケBARキャビーヌの中島です。

 

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こんにちわ。

地下鉄吉野町駅近くのカラオケスナック「ミュージックパブキャビーヌ」店長の中島です。

1週間前ほどの事だった

会社に問い合わせがあり、俺の担当エリアだったため対応をし、歯科医院にアポを取り付けた。

訪問前に最寄りの駅はどこかとグーグルマップを見ていると、そこにはひどく懐かしい駅名があった。

「港南台駅」

もう何年降り立っていないだろうか。

高校生の時は毎日下車していた駅も、卒業式の日以来、20年以上も降りた記憶がない。

もう俺の母校はとっくに廃校となってしまっており、港南台駅前を社用車で通ることはあっても、私用があったりしたことはなかった。

20年という月日は過ぎてしまえばあっという間でありながらも、何かが変わるには十分すぎる年月で、記憶の風景と現在の景色の照合をすることに少し躊躇いを感じさせられる。

しかも駅ビルの歯科医院なので早めについてランチをしながら散策した後に商談しようかなんて思っていた。

記憶に残る通学路はいつでも夏の記憶で、最近では聞かなくなったセミの合唱とアスファルトが歪んで見えるくらいの暑さの中、駅前にドトールがあり、その線路沿いの脇道の先、息苦しく坂を上って登校した記憶ばかりが強く残っている。

中学を卒業し、折角定期券という翼を手に入れたのに羽ばたかせることはなく自宅と学校の往復ばかりだったっけなと、手段を与えられているのに何もしなかった脆弱なマインドだった過去の自分に苦笑しながらも改札へと向かう階段を登って行った。

改札を出ると、こんな駅だったっけと年月による記憶の改ざんが行われているような気がしたが、駅舎を出てみれば看板の変化こそあれ、20年前とフォルムはまるで変わらない。

同窓会で20年ぶりに会ったクラスのマドンナの体型が変わっていなかったことに驚いたみたいなイメージだ。

きっとミステリー小説ならそこから予期せぬ事件が始まるだろう。

当時はまるで興味もなかったし、インターネットも普及していなかったから探すことなんかできなかったが、早速美味そうなランチはないかを検索し始めた。

すると、結構評価の高い個人の洋食店を見つけた。

他を見てみても、ピンとくるものはない。

迷わず、そこにした。

かつては存在した高島屋、今はバーズというショッピングビルの裏の道沿いにあるようで、その名を「味楽亭」と書かれていた。

店に入ると、女子大生か専門学生かという団体がいたので、これはちょっと期待できるかなと思えた。

個人の洋食店に、通常ならばそれほど予算があるとは思えぬ若い娘がランチにいるってことはそれなりに人気があるという事

オムライス推しのようなのでオムライスとハンバーグのセットを頼んだ。

これで、また晩餐は抜きだな。

悪戯をし、お仕置きされる子供と同じような罰を自らに課さねばならぬが、20年ぶりに降りた駅。

商談を決めて受注しない限り、下手したらもう2度と降りないかもしれない。

だとしたら、経験も一期一会だろ?

自分を甘やかして、炭水化物を摂取することを正当化しているだけなんじゃないかと一瞬、己を疑う瞬間もあるが、それでも客観的に見ても次にこの駅に来るとは限らない。

だとしたら、どちらが修復可能かだ。

二度と来ないかもしれない駅と明日からリスタートできる炭水化物カット。

当然選択するのは、前者だろ、前者

かつて一世を風靡したサントリーから発売されたザ・カクテルバーのCMの決め台詞

愛だろ、愛を思い出しながらオムライスを待ち続けた。

そして銀の皿に乗ったそれはやってきた。

その皿を見たときに、レ・ミゼラブルの盗まれた銀の燭台と小学校時代の給食の銀のプレートの両方を同時に思い出した。

駅と言い、皿と言い、料理と言い、トリプル懐かしい

そして俺はナイフとフォークを手に取り、まずはとハンバーグにその刃をあてがった。

ハンバーグは家庭料理に近い感じのハンバーグで、サザエさんやちびまる子ちゃんで出てくるハンバーグはきっとこの味だろうと家族団欒をイメージさせられる。

大雑把に言えば遠足の日に母親がお弁当箱に入れたばかりのアツアツのハンバーグとでも言うのだろうか。

もちろん、洋食店なのでそんなにシンプルすぎる味ではないんだけれども、ビターなデミグラスソースは大人向けだろうなと思わされる。

そしてオムライスの方も、ビターなデミグラスソースと上品な薄味のチキンライス。

なるほど、お上品系で人気があるわけか。

酒飲みにはもっと濃厚な方がいいなと思ったが、でも客層を見ると女性と高齢者が続々と入ってきたので、多分、俺みたいな酒飲みとはジャンルが違うんだなと認識させられた。

もちろん美味しいので後は好みかな。

俺のような田舎侍系の味覚ではもっと濃い味を求めるが、京風好みならばかなり満足できるのではないだろうか。

さらっと平らげると商談のビルへと向かうことにした。

夏の接近を告げているかのような高い気温に、ビルの谷間に吹く新緑の涼風のコントラストが気持ちいい。

一発で仕留めますかね、俺はそう呟くと社会人の剣である名刺入れを握り、身分を証明する盾の社員証を首にかけ、商談という名の戦場に斬り込んでいった。

でもって本日のネタ↓

プロバビリティという名のドリームキャッチャーを張り巡らせよう
こんにちわ。 地下鉄吉野町駅近くのカラオケスナック「ミュージックパブキャビーヌ」の中島です。 表題のプロバビリティと言えば、英語で、ある事が起こり得る確実性の度合。 多分そうだろうという 可能性の程度を指す。 よくミステリー小説の完全犯罪で...

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