こんにちわ。
地下鉄吉野町駅近くのカラオケスナック「ミュージックパブキャビーヌ」店長の中島です。
小田原という地名を聞くと思い出すのは小田原評定という言葉
小田原評定と言えば豊臣秀吉の小田原征伐の際に抗戦か降伏か、野戦か籠城かで意見が割れ、降伏するにしても時間が長引けば長引くほど不利になるにもかかわらず、結論がでないまま続けた会議のことだ。
現在では優柔不断な不毛な会議を続ける事を指し示す。
そして小田原評定で揶揄されるのが北条家が滅んだ時の当主北条氏政で結果論からバカ殿扱いされているようにも感じるが、一時は北条家最大の繁栄をもたらせるという結果も出した。
しかし最終結果が、時勢を読めず滅んだため、後北条氏を滅亡に追い込んだ愚将とされている気がする。
後作なんじゃないかとも思われるが、北条氏政と言えば汁の2度かけの逸話が有名だ。
その逸話とは、北条氏政が父の北条氏康と食事をしていたときのこと。
北条氏政は汁を飯にかけたが、汁が少なかったのでもう一度汁を継ぎたした。
飯に2度も汁をかけた北条氏政の食事ぶりを見ていた父の北条氏康は、毎日食べる飯なのにそれにかける汁の分量も満足に測れないのかと嘆く。
そして、その程度の判断ができない者に、人の心が測れるはずもないだろう、ここまで関東で領地を広げてきたが、北条氏政の代で後北条氏も終わりであると嘆息をするという話だ。
まあ、そんな小田原に仕事に行ってきた。
午前中の仕事をさくっと終えて、ランチを何にするか物色していた。
やはりシラス推しのようなんだけれども、小田原で食べたシラスによい思い出がない。
他に何かないかとみていたら、アジフライ推しのようでもあった。
早川港という小田原の漁港に結構おいしそうなアジフライの店がある。
そういえば、最近歯科医の先生も釣りで鯵を釣っていると言ってたから、鯵の季節なのかもな。
したらば、アジフライを食すしかあるまい。
ということで早川港近くのお食事処大原というお店に向かった。
ついてみたら結構衝撃的な行列
だが、折角小田原まで来たからには並ぶかと並んだ。
席の数が少ないため、結構待たされたが、なんとか刺身三点とエビフライとアジフラ定食が売り切れずに済んでいたのでそれを注文。
ライスを抜いたのでちょっと足りないだろうと、単品でアジフライも注文した。
すると、盆に乗った刺身とアジフライが「控えおろう」と水戸黄門が印籠出したかのように堂々と現れた。
なかなかな迫力じゃない、張り子の虎でない事を願うばかり。
最初に手を付けたのはまずは刺身から。
毎年おせちを購入している馬車道のはなびしの刺身には及ばないだろうけれどもと思いながら手を付ける。
まずはマグロから
マグロは冷凍のマグロを普通に解凍した刺身のようで、これ自体は普通。
続いてカツオ
頭の中ではサザエさんが、カツオ待ちなさいと叫んでいる。
カツオも俺の箸も待つものかと醤油に付ける。
このカツオはかなり新鮮で美味しかった。
まだカツオの時期には早い気がするんだが、温暖化とかでそうでもないのかな。
マグロに比べたら、これは大分鮮度が良い方に違う。
そして残りの刺身はと箸を伸ばす。
これ、ブリの出世前か何かだろうか。
イナダとかハマチの状態?
物凄い身の弾力に鮮度を感じた。
これは美味いな。
歯応えが凄い。
ただ、この刺身プロの料理人が寝かせて旨味出したらどうなっちゃうんだろうと思える刺しだった。
これはこれで美味いんだけれども、言い方によっては弾力が強すぎて旨味が引き出せていなく、若いとも言えるかもしれない。
けど、この鮮度の刺身はなかなか食べれないんじゃないだろうか。
マグロで一瞬雲行きが怪しかったが、新鮮という言葉がよく似合うブリっぽい刺身でアジフライへの期待感が急上昇した。
で、本命のアジフライはと濃厚な味好きの関東人っぽくソースをたっぷりとかけて食す。
うん、人が並ぶだけあるな、このアジフライ。
コロモはさっくりで中身は柔らかく魚の脂でジューシーで美味い。
変な生臭さなどがなく、これは確かに美味いなと箸が進む。
ここまで並ばなくても食べれそうな気もするが、僅かな違いがあるのかもしれないな。
長蛇の列じゃなければ積極的にリピートしたいアジフライだった。
ただ、俺もアジフライへソースの2度かけをしてしまい、北条氏政の汁の二度かけのエピソードを思い出し、冷や汗をかかされた。
そんなわけで本日も良いランチを堪能した。
今日は井上尚弥とノニト・ドネアのボクシングの試合がある。
平日だし天気も不安定だし、それほどお客さんが来るとも思えないので、アマゾンプライムの試合を店で流して観戦しようかなと思っている。
自分専用のビール買わなきゃだな。
井上尚弥の試合は21時くらいかららしい。
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