こんにちわ。
地下鉄吉野町駅近くのカラオケスナック「ミュージックパブキャビーヌ」の中島です。
関内あたりに飲みに行くとコロナのまん延防止等が明けた割には他の飲み屋さんとかの客数が少ないなと感じさせられる。
うちの店も人の事は言えないんだけど、それでも新規客がぽつりぽつりと入ってきてくれるようになってきた。
月曜日はおふくろが営業しているんだけれども、80歳という高齢という事もあり、集客は通常なら難しいが、昨日はそれでも新規客も入ってきてくれ、それなりの人数がきたようでなかなか幸先がよくなってきたなと思わされる。
個人的には高齢でも仕事ができるうちは仕事をしたほうが良いと思うのだ。
多分、人と関わらなくなると痴呆になる可能性が跳ね上がるし、俺自身にも言える事だけれども、会社員でもなく、お店の営業側という社会性がなければ透明人間とかいない人と同じようになってしまい、相応の経済力がなければ世界に必要とされていない感にメンタルを壊されると思うのだ。
それは俺に限らずまんまおふくろにも言えると思っていて、人間は勘違いをしやすい。
おふくろも30年以上店をやっているので、店の店主という社会的ポジションを持つのが当たり前になってしまっている。
これは健康とか家族とかと同じで無くすまで分からない類のものだ。
だから、その仕事を辞めたら自分に訪れる誰からも必要とされなくなる現実に想像がいっていないんじゃないかと俺は思うんだよな。
それがどれだけつまらなさを感じさせるか。
再度竜安寺の「つくばい」の話と同様になってしまうけれども、足るを知るのもそうだし、現状の見え方を肯定できるようにならないと、いつか訪れる幸福なんてものは存在しなくなってしまう。
これも繰り返しになってしまうが、前の会社で最も優秀だった人の言葉「明日死ぬかもしれないんだから、今日の楽しみを先送りするのは間違っている」という言葉。
今日が楽しいを続けていけば最後の日が訪れても結果的に楽しかった人生だったと言い切れると。
同じで、今の仕事ができている状態、人からニーズがある状態を幸福だと肯定することをしていかないと、多分結果的に最後の日に幸福じゃなかったと結論付けてしまうのではないかと思うのだ。
なので、たまにこんなに高齢なのにとかおふくろに言われることがあると、その年齢で働く場所があって、そのポジションがあることを何故幸福だと思えないんだろうなとか思ってしまう。
失ってからでは遅いのになと。
自分がいなければならないという、自己重要感を満たされている状態のはず。
とまたよく余談を延ばす癖があるんだよな、俺。
でもって、コロナ時に引き継いだ赤字地獄の絶望的な状況から、どうにかなりそうな雰囲気を感じる希望の光が差してきたようでなかなかポジティブな状況に変わりつつあるが、かといって油断はならない。
一つ一つを人の口コミで自動集客システムが出来上がるまで丁寧にやっていかなければならない。
ようやくタイトルなんだけれども、お店なんかもそうだが、コモドドラゴンに足を咬まれた状態だと思うのだ。
どういうことか?
そもそもコモドドラゴンとはインドネシアにしかいないオオトカゲ科で世界一大きな爬虫類だ。
コモドドラゴンの正式名称はコモドオオトカゲ
大人のコモドドラゴンは主に鹿とイノシシを狩り、水牛などの大型動物も捕食する。
で、このコモドドラゴンの牙には毒があり、その毒は血液を凝固させない毒なのだよな。
だから、咬まれると血が固まらないため、傷口から延々と出血してしまい、水牛くらいの大きな動物も失血死して捕食されてしまう。
店の営業も一緒で、家賃、カラオケ、光熱費、人件費、修繕費、仕入れと何もしないとどんどん資金という名の血液が固まらず体外に吐き出されてしまい、失血死が近づいてくる。
なので、常に輸血(売上)が必要で、当たり前だが出血量が輸血量を上回り続けるとこれまた失血死してしまう。
となると輸血量をどうやって増やすか。
これがすべての店に言える課題になる。
コモドドラゴンの毒と一緒で出血は決して止まらない。
だから、輸血方法を考え続けなければならない。
よく言われているデーターで廃業率というのがある。
開業から1年未満の飲食店:38%前後
開業から1年以上~2年までの飲食店:26%前後
開業から3年以上~5年までの飲食店:14%前後
開業から6年以上~10年までの飲食店:14%前後
約4割が1年以内に閉店してしまっている。
俺のところは、特殊な状況だったとはいえ、もうそろそろ2周年
ひとまず2分の1の生存を超えることはできる。
40%側になることはひとまずできた。
で、どうやって輸血を増やすかだ。
前にも記載したが、店の生き残りを継続するには下記の計算式になればいい
客数×単価>原価
これを細分化していくと
客数(既存顧客+新規顧客)×単価=売上>原価(家賃+カラオケ+光熱費+人件費+仕入れ原価+修繕費+雑費)
この方程式を成立させるためには、原価の数字を下げて、売上を上げるしかない。
原価を下げる方法にも限界があり、これは0にはできない。
なので売上をどうあげるかなんだけれども、どれだけ頑張ろうが何しようが、既存顧客の離脱は避けられない。
なるべく離脱を少なくするように努力すべきなんだけれども、いくらそうしても離脱率0%は不可能になる。
そう考えると、できる事と言えば既存顧客の増加と新規顧客の増加の両輪を回す事だ。
なので、俺がすべきことは新規顧客の増加。
この一点だ。
新規顧客のリピート化は俺が接客のプロではないことを考えると、スタッフに協力してもらう部分だ。
新規顧客の導入口をとにかく広げる事、そしてその新規顧客をリピート顧客にすること。
そのためには、スタッフの人間性が重要になってきて、顧客がまた会いたいとかまた接客受けたいと思うようなスタッフで固める必要がでてくる。
新規顧客のリピート客化のための1回のチャンスを無駄にしたくないんだよな。
マインドとして、顧客に楽しんでもらおうというマインドが新規客に伝わればここの部分は大丈夫だと思うし、概ねその状態は近づいているとは思っている。
だから自分が飲みに行って、良い接客だなと思う人を集める意図もあってよく外に飲みに行くが、なかなか受けてはもらえないんだよな。
これも長期的な視点で考え続けたいけれども。
で、新規顧客のリピートの部分だが、そもそも最初の新規顧客の誘導をどうするか。
新規顧客が来てくれなければ、確実に出血量は増えていく。
だから、本質的な輸血行為は新規顧客を集める事なんだよな。
結構、長いお店だと常連の固定客がいて一見、安定しているように見える。
けれども、確実に離脱は起きるので、新規客を捕まえられないお店はいつか失血死する。
おふくろのもう一方の店もそうだが、高齢化で既存顧客が大分鬼籍にその名前を記入され、昔は満席だったのに今は結構スカスカ。
これは新規顧客の取り込みができなかったからこうなる。
まあ逆にすごいと思うのが、営業や広告を一切せずによく満席になるまで客増えたところなんだけれども。
でもキャビーヌの方の新規顧客をおふくろの方のリピート顧客になってもらってもいいわけだし、おふくろは人件費がかからないので月曜日はどうであれおふくろが営業したほうがいいと思うんだよな。
でもって、俺の場合はおふくろのケースとは異なり、ただ待っているだけでは出血量を止められないことが分かっている。
だからこそどうしようかと思っているんだが、ひとまずはネットで「吉野町 カラオケ」で検索上位にさせるべく、被リンクを集めている。
今更そんなに強いSEO対策ではないんだが、何しろ新規顧客をがつがつ集めようとする競合が近くにいないので、これだけでも検索に引っかかりやすくなると思うのだ。
グーグルマイビジネスにも登録したし、NETNAVIにも登録、ヤフープレイスにも登録した。
5月からNTTのタウンページの公開もするので、他の吉野町のカラオケスナックよりもネット検索での流入は狙いやすいと思うのだよな。
そしてわずかでもネット検索から流入し、リピート客となれば最強の集客ツール口コミを手にできる可能性がある。
口コミが機能するようになれば、新規顧客は口コミによる自動集客システムによって来店が期待できるようになる。
で後は、店の入りやすさだよな。
新規顧客を集めなければならないのだから、入りやすさって重要だと思うのだ。
で、俺は店の前に動画を流し続けているんだが、これも俺が寝ているですら勝手に広告してくれる自動広告だ。
他の店でやっているところもないので、意外にこれが機能している感じなんだよな。
店の中の様子も動画に流しているし。
イベントの時に人がたくさんいるような画像とかも上げたほうがいい気がするんだよな。
動画も半年以上流しているので、誰かの目に留まったりしているのか、結構まん延防止明けてから飛び込みの新規顧客が入ってきたりする。
こないだのパーティーもそうだし、昼カラもそうだけれども。
なので店の入り口にアットホーム感のある装飾をもう少し考えたほうがいいんだろうな。
コミカルな物をなんか置くか。
俺自身、大丈夫なんだろうけれども入るの怖いなと思う店も多いので、いかに自店の入口を入りやすい雰囲気にしていくか。
それを次の課題にしないとならないかもな。
で、5月に新聞折込のチラシを打とうと思っている。
これまたスナックで紙媒体の広告をするところも競合でないみたいで、いまだに前に配布したチラシが機能しているし、最近リピートしてくれるお客さんもチラシが元だったお客さんも多い。
普通反応率なんかMAXで0.3%くらいなんだが、結果的にそれに近いくらい反応し始めてくれている。
繁華街とかでは意味がないだろうが、地域密着型の店舗では思ったよりも反応がいい。
そしてコロナで閉店して行きつけを失った人もいるかもしれないので、より広告効果は高いんじゃないかと感じている。
明るい兆しが見えてきているので、手を抜かずひとつひとつをやっていきたい。
まずはGWの広告だな。
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