日々言葉は進化して、知らぬ間に肥大化したり消えていたりする。
例えば、2022年度の辞書からはコギャル、着メロ、スッチーと言う言葉が姿を消す事になる
逆に追加されたりする言葉や、意味が増えた言葉も当然ある
言い換えれば言語の独り歩きとでも言うのだろうか。
俺の知らぬ間に滅亡した言葉や意味が増えた言葉が多数あるという事なのだ。
まさに言葉に置いていかれてるなと感じた事があった。
よくよく考えると、今使われてる言葉でも、普通、前情報がなければ伝わらないよなと思う言葉は多い
思いついたのは最近は使われないが、A、B、Cだ、
Aはキスで、Bがペッティング、Cが肉体関係とされてるが、知らなきゃ意味不明だよなと思ったのだ。
そもそも常識的シチュエーションで考えれば、B=Cで、C=Hじゃないの?と数学の一次方程式みたいになってる。
そして元々Hの意味は変態のHだ。
わざわざ日本語をローマ字表記にするのも分からないけど、いつのまにかHすると言う言葉が生まれ、よくよく考えるとそれって変態するって意味ですぜ?とか思ってしまう。
ガールズトークで彼氏と昨日Hしてなんて聞こえてくると、私変態になったのと言うカミングアウトになるよなぁとか。
考えてみると、アルファベットにやたら意味を持たせたがるのは日本人の英語に対する情景なのではなとか思わされる。
順番で言えば確かにHの後にI(愛)があるしな。
なので、最近はabcではなく、HIJKと言う言葉が使われるらしい。
HIJKとは「H(エッチをして)」、「I(愛が生まれて)」「J(ジュニアができて)」「K(結婚する)」というステップの言葉らしいのだが。
まあ、そんなわけで言葉は勝手に生物のように進化していくのだけれども、こないだその進化を目の当たりにした。
飲みに行った時の事だ。
最近「好きP」がとか若い娘に言われて、なんのこっちゃと思ったら、どうも好きなpeopleの略称らしいのだ。
好きな人でいいじゃんと思ったものの、確かに好きPの方が3文字で短縮されてる
そういうものかと思っていたら、最近は彼氏の事をPと呼ぶらしい。
どゆこと?と聞いたら、彼Pが略されてPになったらしい。
Pだけの1文字じゃ、知らなきゃ意味不明だよな。
一瞬、前BARで隣同士になった妻帯者の話を思い出した。
妻と子供がいる方なんだが、スマホゲームのアイドルマスターにハマっており、毎年推しのキャラに専属の声優をつけるため1月になると、百万円くらい課金するらしいのだ。
離婚事由にされてもおかしくないと思ったが、そのアイドルマスターのプレイヤーの事をプロデューサーの略でPと呼ぶらしい。
なんだか、Pが色んな意味を吸収し巨大化していっている
そんなことを感じて、昔ゲームであった全ての物体を巻き込んで巨大化していく塊魂と言うゲームを思い出した。
そして、先日の事だった。
急ぎの見積もりがあり、俺は出先でパソコンが使えるカフェを探していた。
PCの充電は充分だったため、電源がないカフェで良いとエクシオールカフェに飛び込んで、PCが使えるテーブル席を確保した。
ノートPCの電源を立ち上げ、いつものルーティンで携帯でテザリングし、メールを立ち上げる
その間に隣のテーブル席にギャル2人組がやってきた。
ちょっと騒がしい系ギャルだ。
よく考えたら大人しかったらギャルにはならないか。
そう、思いながらメールをチェックすると問い合わせメールが届いていた。
ひとまず、返信ボタンを押し、文字を打ち始める
『お世話になります。こちらの件ですが』
そこまで、打った時、隣のギャル達の大きな声が耳に入ってくる
「うちのPがさぁ、超嫉妬深くてぇ〜」
知らねえよ
『お世話になります。こちらの件ですが知らねえよ。』
と思わず打ってしまった。
いかんいかん、仕事に集中せねば。
本当にPとか使うのね。
意識をメールに向けて、1通処理
そして、2通目のメールを見ていると、厚労省から歯科医師向けに書類が届いたらしい。
で謎の単語があるとの事
これどういう意味ですか?
との質問メールが来ていた。
早速、返信を打ち始める
『お世話になります、こちらの用語なのですが・・・』
と打ったところで、ギャルの大きな声が俺の意識を強引に拉致してくる
「でさ〜Pがさあこうで、Pと一緒に行く事になったの〜」
P、P、P、Pウッセーなあ
放送禁止用語かよ
『お世話になります、こちらの用語なのですが放送禁止用語でございます』
また、心の声をメールにタイプしてしまった
こんなん客先に送ったら間違いなくクレームだな。
意識をメールに向けてとメールを処理
そして見積もりを開き、作成
そしたら、また大声系ギャルの声が、サザエさんがカツオの耳を引っ張るように俺の耳を掴んで、耳無し芳一のように千切れんばかりに引き寄せる
「でもさ〜うち、Pとこのままずっと一緒でいいか悩んでるんだよね〜」
また、Pかよ。
パーキングのPか?
一生そこで止まってろ!!
思わず毒づきそうになった
そんな風にして、言葉は肥大化することもあるんだなと思わされた。
Pって意味深だね。
そして、この日は東中野で健康診断
和食の魚屋を探しているけど、ないので良さげな洋食屋でランチ
にっぽんの洋食 東中野 津つ井というところへ。
ネットを見ると味は大丈夫そうだが、女将さんが職人系の不快さを出してくるらしい。
洋食キムラの本店と同じかもな。
ビーフシチューが美味しいらしいのだ。
ライスを抜いて、今日は一日一食だなと決めて暴食
糖質は合計でも100gいかないと思うけれども、カロリー過多は間違いない
本当は控えた方が良いのだけど、東中野に来ることなんてそうはない
体験はできる時にしておかなければ二度とチャンスは訪れないかもしれない。
そう思い、ビーフシチューランチと日替わりランチの両方ともライスなしで2人前注文と暴挙に出た。
並んでいると言われていたが、平日のオープン時間丁度に行ったら誰もいない
しばらく待つとビーフシチューが先に出てきた
1か月煮込んだデミグラスソースは赤ワインが効いており、酸味が強いが奥が深い味わい
ビーフは箸で掴んだだけで崩れて落ちる柔らかさ
これは確かに尖っていて美味しい
そしてハンバーグも美味しいが、これはここじゃなくても良いという印象。
赤出汁とサラダのフレンチドレッシングが美味しかった。
基本的に酢の物はあまり好きじゃないんだが、フレンチドレッシングは好きなんだよな。
そして後からメニュー見て気づいたけど、洋食弁当ってあったのね。
ビーフシチューもカニクリームコロッケも海老フライもついていたので、こっちの方が良かった。
ただ、何故か松竹梅なのに、松が1番安価で梅が1番高級なのね。
何か意味があるわけではないとしたら、ちょっと恥ずかしい内容かもしれない。
洋食は難しい。
未だに洋食ならここだと思える店を見つける事ができていない
来年の東中野で健康診断のときはもう一つネットで人気だった、洋食ITOというところでランチにしよう
そう誓わされた
コメント