こんにちわ。
地下鉄吉野町駅近くのカラオケスナック「ミュージックパブキャビーヌ」の中島です。
よく表題の自分の代わりなんていくらでもいるという話を聞くことがある。
ブラック企業なんかで確かに「代わりはいくらでもいるから」というパワハラ発言も過去によく聞いた話だ。
けれども代わりなんていくらでもいるという発想は、確かにある視点では事実なのだけれども、違う視点では正しい発想ではない。
発想が組織に属する発想か、そうじゃないかの違いなんじゃないかと個人的には思うのだけれども。
20代の頃にカルチャーショックというか、パラダシムシフトをさせられた書籍がある。
それが一時ベストセラーにもなった「金持ち父さん貧乏父さん」だ。
清貧とも呼べるほど誠実で真面目な貧乏父さんは毎日いくら残業し、労働しても経済的な豊かさからは遠く、支払いに追われ、逆にビジネスオーナーとして必要なポイントしか仕事をしていない金持ち父さんは時間も経済力もあり自由だった。
その違いの本質にあると思った言葉だ。
それが自分の持ち物に自分の代わりに労働させるという事。
例えば、資金だったり不動産だったりと自分の持ち物は探せば何かしらある。
その自分の持っている物を自分の代わりに労働させて自分を養わせるという発想が20代当時の俺にはなかった。
言い換えれば自動収益システムを作ったり、不動産の賃貸収入を得たり、投資を実施したりして、自分が時間を切り売りすることなく不労所得を得るという考え方だ。
この考え方がないと生涯所得は増えないため、自分が命の細切れである時間を販売した価格しか収入を得られず、最初からほぼ天井が決まってしまっており、豊かさとはほど遠い生活を強いられることになる。
そう、不労所得を増やすこと、自分の代わりに労働してくれる物や権利や何かを所有しそれを増やすこと。
それ以外に安心して継続して生きていける経済力を得る方法はないと思うのだ。
貯金はお金の実質価値が変わることもあり、実は結構リスクのある行為だと思っている。
そして貯金は自分の持ち物に遊ばせている、怠けさせている行為だ。
なので、やはり貯金をするくらいなら株だけで世界一稼いだ未だ現役の投資家で偉人のウォーレンバフェット氏の妻への生前遺言に従って、米国株のETF「S&P500」を毎月ずっと同額ずつ買い続ける事だと思うんだよな。
と話がずれたが、重要なのが自分の代わりを作るという発想だ。
代わりはいくらでもいるというのはその折角得た自分の代わりを捨てても良いと言っているのに等しく、自分の代わりをしてくれる分身の増殖が本来すべきことなので発想としては正しくないなと思えてしまうのだ。
でも翻って考えれば、自分の代わりが欲しい人はたくさんいるのだ。
その人の代わりができれば、相応の価値になる。
けれども逆に、その人の代わりができなかったらそれは価値を感じられないってことだ。
相手がどんなことの代行を求めているか。
これは営業でもそうだけれども、代わりに面倒ごとを片付けてあげるだけで成約率は上がるし、本来相手がしなければならないことを率先して引き受けることで価値を提供することができる。
そして考えてみれば今だって代行だらけじゃないだろうか?
自動改札機も人間の代わりに切符をチェックしているし、洗濯機だって洗濯板で洗う人の代わりをしているし、それこそペッパー君だって人の代わりになっていたわけだ。
代わりづくりが何の疑いもなしに行われている。
世の中は自分の代わりを増やした者がゲームを制するんじゃないかなんてスラムダンクのリバウンドの話みたいに思ったりもする。
そう考えると、店の営業もどれだけ自分がやらなければいけない事の代わりを作るか。
このシステム作りが重要だ。
例えば、集客行為
これも俺が店の前に立ってチラシを延々に配っていては多分、他にしなければならないことができなくなって駄目になる。
その代わりにyoutuber時代にココナラで俺の代わりに動画を編集してくれた方に店の広告用の動画を作ってもらい、購入した大型モニターが俺の代わりに1年中365日24時間チラシ配りを代行してくれている。
そして、本来なら俺が一軒一軒の家に投函しなければならないことを新聞の折り込みチラシで代わりに1万軒配布してもらうのだ。
で、俺だけではリピーターを作り続けるのが難しいから、リピーター作りをスタッフに代行してもらっている。
次の代行は何か?
これも俺の代わりに新規客を集客してくれる代行者を作ることだ。
これは会社の俺の営業手法と全く同じで、自分のお客さんを自分の代わりに自分を売る営業マンにすること。
そう社外部下を作るという発想だ。
言い換えれば店に来てくれたお客さんにファンになってもらい、俺の代わりに口コミで新規客に営業してもらう事。
ここまで行けば自動集客システムが出来上がるので、チラシを撒いたり、広告したりしなくても代わりになってくれる口コミシステムが永遠に集客を続けてくれる。
もちろん、リピータ-になりたいと思えるような店でありつづけるかぎりだ。
だから人が重要なんだよな。
自分の事しか考えていないタイプの人は客の為や人の為という発想がない。
そうなってくると新規客がリピーターになりたいと思わないため、自動集客システムは作れないのだよな。
相手の為とか客の為という行動は必ず伝わる。
そしてそれがない店は廃れる一方になってしまう。
会社の営業をしていても自己都合の営業マンはかならず行き詰まるし広がっていかない。
何故なら自分の代わりに自分を営業してくれる相手がいないから。
自分の代わりに営業してくれるのは誰かを考え増やしていかないと店も伸びないよね。
自分が会社の営業として結果を出せる手法がお店で通じるかは分からないけれども、口コミによる自動集客システムは作り上げ、自分の代わりに勝手に新規顧客がこられる状態にならなきゃなかなかうまくはいかないかなと思っている。
そのためにはやはり人のクオリティなんだよな、店全体の。
ひとまず4月29日に新聞の折り込みチラシが投函されるのでその結果がどうかだな、今は。
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