大人の「だるまさんがころんだ」だな
まさにそうだと思った。
ある意味、「だるまさんがころんだ」という子供の遊びは肉食獣の子供がじゃれ合いながら狩りを学ぶのと同じで、大人を学んでいくための学習を兼ねた遊びなのかもしれない
いつものように寄り道スタート
ちょっと前のことだが、いつものBARで飲んでいると、隣の客に俺が「ゲイにモテるでしょ?」とか言う言葉を投げかけられた。
そういえば、スタッフの一人にも同じような事を言われたことあったっけな。
俺はゲイが潜んでいそうなところには基本行かないからまるで分からないのだが、短髪で服を着ているとがっしり体形に見えて、肌が「ゆで卵」のようにつるんとしているのが彼らの好みだそうだ。
「知らんけど」としか言いようがないのだけれども
でも翻って考えると、何故この男性客はその好みを知っているんだろうか。
唯一残る高校時代の友人でアメリカに留学をした友人が、海外で本気でそう言う対象として狙われた事があって、物凄く恐怖を感じ、女性の狙われているときに感じる恐怖感が分かったと言っていた事を思い出した。
おいおい、まさかこの人・・・・
ピンクレディーのUFOの歌詞が流れる。
♪もしかしたらもしかしたら、そうなのかしら♪
「それでもいいわ」とはとてもならないけれども。
で、うちのお店のお客さんでFさんという競馬好きのお客さんがいる。
この方還暦は過ぎているのだが、フォルムが俺と似ている。
短髪、がっしり体形、のお肌つるん
このFさんが時折、元町の近くにあるとあるサウナに行くそうなのだ。
このサウナがどうもそういった趣味嗜好の方が現れる場所のようで、Fさんが椅子に座ってサウナで目を瞑っていると、当然だが別の男性のサウナ客が入ってくることがある
この男性は最初離れたところに座るのだがFさんが瞑想のように目を瞑っていると、風が動く気配がする。
なんだと思って目を開けると、離れていて座っていたはずの男性客が一つ隣の席に近づいているのだ。
熱かったのかなと気にしないでまた目を瞑ると、また空気が流れる気配がする。
ぱっと目を開けると、また1席分男性がFさんの方に近づいているのだ。
目を瞑る、目を開ける、その度に一席ずつ近づいてい来る男性。
ただ、近づいてくるだけでまだ実害はない。
まさに「だるまさんがころんだ」だ
流石にこの男性客ががら空きのサウナで隣に座って、身を寄せてきた瞬間にFさんはブチ切れたそうだけれども。
でようやく本題に入ると、この「だるまさんがころんだ」という遊び
この遊びで各人が目指すこと(各人の目的)は、鬼にとっては参加者らが動いているところを発見して参加者全員を捕えることであり、一方、鬼以外の参加者が目指すことは、「鬼が見ていない間」に行動し、鬼の背にタッチするなどの決定的なアクションをとることである
『鬼は「だるまさんが転んだ」など10文字の文章を言う間は参加者に背を向けるなどして、参加者の方を見てはいけないが、唱え終えたら振り返って参加者の動向を見てよい』
『鬼が見ている間に動いた者は鬼に捕まる』
『参加者は鬼が見ていない間だけ行動を許される』
『生き残った参加者が鬼に何らかのアクションを取ったところで捕まっていた者は全員解放され、1回の遊びが終了する』
上記の4点を基本ルールとすることが多い。
で、思うにこの遊びの攻略法は鬼では無ければバランスが大事だと思うのだ。
鬼が「だるまさんが転んだ」と唱えている内にどこまで進むか、まるで進まなければ捕まらないが膠着状態になり進まない。
けれどもやりすぎると動いているところを発見されてしまい、捕まってしまう。
捕まらないようにバランスを取りながら、目的に向かう。
これって社会生活も同じではないだろうか?
バランスを取るという点においては。
ちょっと前にも記載したが、「どうする家康」でも出ていた徳川家康に仕えた「本多正信の逸話」を思い出すことがあった。
これも本質的にはバランスの話だと思うのだ。
本多正信は優秀だったが、昔の給料でいう石高は大きくなかった。
本多正信の領地は相模玉縄に2万2,000石程。
正信は常々、子の正純に「我の死後に、汝は必ず増地(昇給)を賜るだろう。3万石までは本多家に賜る分としてお受けせよ。だがそれ以上は決して受けてはならぬ。もし辞退しなければ、禍が必ず降り懸かるであろう」と説いていた。
また、家康に対してもかねてお願いしていたと言う。
「上様。我が奉公に報いたいとお思い下さるならば、どうか我が子孫には3万石を超えるご加増はご遠慮いただきたい」
ところが、正信が他界した後に息子の正純は加増(昇給)を大きく受けてしまう。
正純は優秀な父であった本多正信の遺言に背いて5万3千石に加増を受け、その3年後に15万5千石へ加増された。
そして加増を受けてから3年後に宇都宮城釣天井事件というでっちあげの事件で、本田正信の息子本多正純は改易され、島流しにあってしまう。
これもバランスを取らなかったからで、「大人のだるまさんがころんだ」で1度に鬼に近づきすぎて捕まってしまった良い例だと思うのだ。
一般的に給料など貰えるものは多ければ多いほどよいと思うかもしれない。
でも、それは支給する側の視点が抜けている。
相手の視点から見て3万石までなら安いと思ってもらえる状態を本多正信は見ていたのだ。
これはまんま我々サラリーマンにも同じで、給料も要求すればするほど良いと思っているかもしれないが、一瞬はいいかもしれない。
けれども、その支給される分に結果で応え続けなければならないのだ。
人間はその状態の期間が続けば、それが「当たり前」になりがちだ。
けれども、決して恵まれている事を当たり前だと思ってはいけない。
自分には当然だったとしても、相手から割に合わないと思われたら、それはまんま災いとして自分の身に降りかかってくる。
ただ、ここまでなら大丈夫というところまではバランスを取って押した方が良いとも思うのだ。
鬼が背を向けて唱えている内に鬼に近づくために。
さて、俺も「大人のだるまさんが転んだ」を今年もやってきた。
去年もそうだったんだけれども、今年も社長面談があったのだ。
多分、普通のサラリーマンで「社長面談」や「役員面談」の意味を分かっている人はほとんどいないと思っている。
かつての俺自身がその意味が分かっていなかったが、友人のインド人がクレームを60%削減しろと会社に言われて、90%削減した方法を見て意味を完全に理解した。
世界にはスポーツと違って、「結果を決めている人間」が存在している
そして、結果を決めている人に、結果を自分にとって都合の良いように変えてもらう事が本当の仕事だと。
社長は俺の結果を決めている人だ。
なので、今年は受注もスタートダッシュを切っているし、面談のタイミングでは、先々もそれなりに受注できそうなタイミングだった。
そのため、久しぶりに社内の業務に力を割いた。
そう、社長に結果を変えてもらう(年収アップ)交渉だ。
去年も大きく上げてもらったが、元々俺がバーゲンセールで自分の時間を切り売りしていたので、本多正信の言う3万石よりはまだだいぶ余力があると思っていた。
そのため、社長に交渉するための自分用のプレゼン資料を作った。
本当に久しぶりに社内プレゼン資料に時間をかけたが、結果的に交渉成立だった。
社長からは年収上げてくれると口頭では回答をもらったけれども、結果はどうなるか。
忘れられてしまうリスクもあるのだが、去年は確かに大きく上げてくれたしな。
ただ、上がり幅を見て考えるが、大きくあがった場合は本多正信の言う3万石だと思ってそれ以上貰えそうでも交渉はもうしないつもり。
それ以上踏み込むと、鬼が「だるまさんがころんだ」の詠唱を終えて振り返ってしまう。
過度の権利主張や要求は身を亡ぼす
俺自身が逆の視点も持っているからこそ分かる事だ。
さて、そんな事がありながらもダイエットだ。
スーパー銭湯で水分を絞った直後とは言え、ダイエットも約20日で77kg→71.2kgの高低差5.8kg
まあ水分が抜けただけなので実質は72kgくらいなんだろうけれども。
前進感があるのはいいよね。
でもって他の画像はいつもの大将の「刺し」とシャリなしトロたく手巻き
この刺しもたまらないけど、トロたくがいい
大葉とネギトロとオリジナル沢庵を乗せて、大将のところのオリジナル醤油でひと齧り
その瞬間に口にふわっと香るシソの味
いいね以外の言葉が思い浮かばない
そしていつもの崎陽軒を超えるしゅうまいをいただいて、エビクリームコロッケや大将のフライドポテトを食べてきた。
そして、たまにお手伝いいただくスタッフのバンドイベントへ
なんだかんだいって忙しい
まあ、美食をしてしまったんでまた本気のダイエットになるけれども
と言いつつも、休日にはダイエット時の御馳走「麻婆豆腐」のハシゴをしてやった。
飲食店などで提供される麻婆豆腐の1人前の量はおおよそ250gで、このときのカロリーは333kcal
そして麻婆豆腐の糖質量は一人前おおよそ15g
であれば麻婆豆腐二人前食べたところでそれくらいで恐れる事はない。
辛いので早く食べられないし、食べ応えもある。
辛みで腹痛起こして翌日食欲無くなるやもしれず、逆に目的のためにはそれがいいかもしれないのだ。
ただ、どうせ食べるなら美味しい麻婆豆腐が食べたい。
そこで神奈川県で麻婆豆腐で調べてみると、心龍(シンロン)という中華街のお店で「白麻婆豆腐」があると出てきた。
普通の赤い麻婆豆腐はよく食べるが、白麻婆豆腐は食べた事がない。
なので早速歩いて中華街に行ってきた。
赤い唐辛子ではなく、青唐辛子を使用しているよう
肝心のお味の方だが、まあ美味しいは美味しく麻婆豆腐の割にはさっぱり系
けれども、がっつりした麻婆豆腐を食べたいときはちょっと違うなと思えたのとこれで1500円
うん、体験はしたからもういいかな
物足りなかったのでそのままネットで人気だった京華樓にハシゴして、そこで四川麻婆豆腐も頼んでみた。
こちらも有名だったのか、麻婆豆腐1品で約2000円
なかなか強気だなと思えた。
お味の方は美味しいけれども2000円出す理由はないかなという印象
みなとみらいの「陳マーボー」の方が安くて美味しいイメージだ。
かつて聞いた格言のような言葉に「観光地に美味いものなし」という言葉があった気がした。
本当そうだよなとひとり頷いていたけれども。
けれども名前が売れれば原価の安い普通の麻婆豆腐が2000円で売れるのだよな。
価値について再度考えさせられるし、やってみるとなんでも気づきのヒントは与えられる
うん、麻婆豆腐も美味いのを見つけるのは難しい。
そして月曜日から静岡に来たのでランチはしぞーかおでん
何気に魚粉と青のりはおでんに合うなと感じる
有名店だったようで、芸能人のサインが多数あった
「おがわ」と言う店だったけど、個人的には都内近辺で食べるおでんよりも好みだった
おでんなら糖質もカロリーも大丈夫だと信じたいが、どうだろうな。
ちょっと頭が回っていない自覚があるので、ダイエットを緩めているが明日からまたストイックに戻さなければ・・・・
なんとか60kg台の中盤くらいにはしたいよね。
もう脂肪肝はいらない。
そして持ってるスーツ全部を着れるように体を戻さねば・・・
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