迫りくる選択の期限
そうとしか思えなかった。
赤いコードか青いコードか
昭和のドラマ等によくあるネタで時限爆弾が爆発するのを止めなければならず、赤か青かのどちらかのコードを切って爆発を止めるか、間違った方のコードを切断しそのまま爆発してしまうかの2択を選択しなければならないような状況だった。
映画やドラマで使い古された定番のピンチネタでデッドオアアライブの究極の二択
このあるあるネタの起源を探ると1974年に公開された「ジャガーノート」という映画が最初に爆弾を爆発させないためには青か赤のケーブルの2択の正解を選ばなければならないネタだったらしい。
そしてこの2択のネタはこう解説されている。
フィクションの世界では、どんな爆弾にせよ解体することは正しいコードを正しい順序で切ることに集約される、通常各々のコードは見分けの付く色が付き、助手が手順書を読み上げる「赤いコードを切って、青いコードを切る。それから黄色」。
予期されることは一般的に、誤ったコードを切ると即座に爆弾は爆発し、解体している本人と爆発半径内に居る者を殺す。
絶対正しい選択をしなくてはいけないことと爆発の時間が刻一刻と迫る緊迫の状況の組み合わせが、劇的緊張感を高めるために使われる。
もちろん、手順書通り従うのは容易ではない。通常何かしらの邪魔が入って、緊迫感をさらに高める。
とこのネタを使うには「ルール」のようなものが存在しているのだ。
けれども、フィクションにおいてはとある通り、実際だったら2択じゃなくて両方のコードを切ったら爆発しないとか、水をかけたら爆発しないとか他にも色々な選択肢があると思うんだよな。
2択だというのは思い込みなだけなんじゃないかと。
と、大分盛った話だけれども
正確には罰ゲームで大谷の犬のように「デコピン」されてしまうか、回避できるかくらいの軽い2択
それでも俺は迷っていた。
どちらが正解か?
その日、俺は仕事で「梅島」に来ていた。
東武スカイツリーラインの駅である「梅島駅」は焼肉の聖地と言われる東京都足立区にある。
そしてその駅はかつて俺を感動させた取引先が経営していた焼肉店「百済(くだら)」がある地だった。
換気があまり良くなく、煙で霧のように周囲が見えなくなってしまう店だが、味だけはとんでもなく絶品だった。
何年ぶりだろう、経営者が変わったとは聞いていたけれども、商談帰りにダイエット中のためノンアルにして焼肉を貪ってしまおうか。
そんなことを考えていた。
けれども、俺にはもう一つ後ろ髪を引かれる店があった。
それが「トロしゃぶ一心」だ
この店は同じく東武スカイツリーラインの駅の「大師前駅」にある。
とんでもなく遠方なのだけれども、過去に横浜から何度も通った店。
マグロの、多分カマのトロの部分をレタスの上にのっけてしゃぶしゃぶして食べるのだが、これが絶品なのだ。
そして商談先の歯科医院からどちらも近い。
どっちの晩餐を貪ろうか。
俺は悩んでいた。
いや、気持ち的には6:4くらいで最初からトロしゃぶだった。
だが、あの焼肉を10年近くぶりになるが食べたいという欲求もある。
俺の身体は一つで胃も一つ
両方という選択をしたかったが、流石にそれは無謀だった。
もうダイエッターでもなんでもなくなってしまう。
それに、どちらか一方の店の扉を開けた瞬間、その店で満足するまで食べてしまうだろう。
「梅島」なんて遠いので滅多に来るような場所ではない。
そして「一心のトロしゃぶ」は京急生麦にある「まぐろや」よりも個人的には好みだ。
ただ、肉はどこでも食べれるし、美味しいと思う近隣の店も知っている。
焼肉は関内あたりで十分なんだよな。
けれども、トロしゃぶはここまで来ないと美味いと思えるものは食べれない。
機会の稀少性で言えば間違いなく「トロしゃぶ」の方だよなと思い、何者かの予定通りだったかのように、俺はそちらを選ばされた。
そして行けばやはり「うまい!!」
漫画鬼滅の刃で煉獄さんが無限列車の中で牛鍋弁当を食べていた時みたいになっていた。
2人前お代わりしてやったが、マグロなんで糖質もないだろうしダイエット的にも大丈夫だろう。
涙目で泣く泣く、締めの「うどん」や「雑炊」は諦めたが。
でもこれ本当に癖になるんだよな。
魚のしゃぶしゃぶは美味いと思う物が多い。
クセが強いとは思うけれども「ぶりしゃぶ」も美味いし、あっさりな「鯛しゃぶ」もポン酢つけると本当に美味い。
でうちのお店の最もグルメなお客さんに狙っているところがあると話し、JR根府川駅の近くに「磯料理一吉」という店と伝えたら、流石最強にグルメなお客さん、たまに食べに行っているとのこと。
「金目鯛のしゃぶしゃぶ」と「刺身の舟盛」がかなりボリューミーで美味しいらしい。
漁港の中にある店とのことだったし。
ということで俺の絶対に行く店リストに見事リスト入りした。
でも、なかなか小田原の仕事ないんだよな。
仕事じゃないとそれだけのためには行く気にはなれない距離だ。
でも必ず2年以内には行ってやろうと思う。
そして、引き続き糖質をカットしている。
この日は小田急線の相武台駅に行ってきた。
相武台で低糖質でいけそうなランチを検索してみると、つなぎなしハンバーグの店があった。
チェーン店のようで色々なところにあるようだが「とろけるハンバーグ福よし」という店。
俺が行ったのは「グリルフクヨシ相武台店」というところ
レア気味のハンバーグを目の前の一人用鉄板で固形燃料で焼くタイプ
レアでツナギなしの肉肉しいハンバーグは俺好みで久しぶりに純粋に美味いと思った。
これなら糖質5gもない。
ただ、一気に体重を絞ったせいか身体が栄養素を求めており、夜も何かを食したかった。
どうせならハンバーグの連闘だなと横浜でツナギなしハンバーグを探していると、候補が二つ見つかった。
桜木町駅近くにある「グリル・ラクレット」という店、ここはツナギなしと記載されており期待ができそう
なので早速会社帰りに向かうと、まさかの臨時休業
臨時休業ってなんだよな・・・
仕方がないのでちょっと距離はあったけれども、もうひとつの狙いのお店「グリル アラベル横浜本店」という店に行ってきた。
こちらも黒毛和牛らしいのだが、肉肉していて、俺好み
意外に450gとかにしてもそんなに価格も高くないのにこのレベルが出てくるなら十分じゃなかろうか。
ただ場所が「浅間町」と駅からはちょいと距離があるんだよな。
けれども、味は満足できたので、これはまた近くを通ればリピートしたい。
そういえば4月8日に大正製薬から内臓脂肪減少薬「アライ」という薬が薬局で販売されるらしい。
内臓脂肪を減らす薬は国内で初めてだそうだ。
薬局で薬剤師が対面販売する要指導医薬品として、医師の処方箋がなくても一定の条件を満たしていれば買える。
食事中に含まれる脂肪の約25%を吸収せずに排出するとのこと。
対象者は18歳以上の健康障害がない成人で、腹囲が男性85センチ以上、女性90センチ以上。
運動など生活習慣の改善に取り組んでいる場合に限る。
購入前に対象となるか判断するためのチェックシートに記入し、薬剤師の確認を受ける必要がある。
価格は18カプセル(6日分)で2530円、90カプセル(30日分)で8800円。
俺は思いっきり条件を満たしているので、4月8日に薬剤師のいる薬局で一か月分購入してやろうと思っている。
一昨年の健康診断で体重が68kgのときでも腹囲が90cmあったのだ。
絞ったとはいえ71kgの今の俺でも腹囲85Cmは軽く超えているだろう。
あと1週間で2kg絞りたいけれども、4月に入ったらダイエットを加速させる起爆剤にしてやりたい。
ナイシトールと組み合わせて大丈夫なのかは分からないが、誰よりも先に購入してやりたい。
メルカリで条件が合わない人相手に転売しても結構高く売れそうだけどね。
俺には失うものがあるのでやらないけれども。
俺が無敵の人だったらやるだろうけれどもね。
運動量も増やしたいんだけれども、雨降ったりすると子供のころと違い怪我リスクが大きいからなあ。
最近雨天が続いているので、運動量が減少しているのが気になるが、引き続き絞っていきたい
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