鍵の失われた開かずの金庫
そんなワードが思い浮かんだ。
よくテレビ番組で開かずの金庫を「プロの金庫破り?」と言ってしまうとルパン三世を思い出してしまうが、「プロの鍵開け士」があけて中からお宝を見つける番組がある。
その「プロの鍵開け士」のような心持にさせられた。
ダイヤルを回して、聴診器で音を聞き、カチリと一つのダイヤルがあった音がする。
もう少しで何十年と開かずの金庫だった金庫が開く。
そんな確かな手応えで、競馬で自分が本命を打った馬が余力十分で4コーナーを凄い手応えで上がってくるような感じ。
もう絶対に勝っただろと確信するかのようなそんな手応えだ。
何の話かというとタイミーの隙間時間のスタッフ募集の話だ。
メリットしか思いつかないし、反響が物凄く良い。
飲食店における最大の最優先事項は「売上」の向上であり、そのためには集客とリピート客の増加が必要になる。
そして集客のためには当然認知度の向上が必要で、認知度を上げて口コミを増やし、集客するのスパイラルにできればすべての飲食店における至上課題である「売上」をあげられるのだ。
会社の営業マンとしても言えるのが、「売上」さえ上がれば基本的に何でも許される。
逆に言えば「売上」があがらなければ何も言えないし、一方的に吊るし上げられても文句も言えない。
ましてや「売上」が下がると、人権など存在しない扱いを受けても仕方がないのがこの社会だ。
これは会社も飲食店も変わらぬ絶対の不文律のルールだ。
ただ、俺は当然責任者であるため、この「売上」を上げる施策を打たなければならないのだが、やってみて分かったがこれはうちの「エクスカリバー」だなと思わされたのだ。
エクスカリバー(Excalibur)とは、アーサー王伝説に登場するアーサー王が持つとされる剣だ。
アーサー王は、誰にも抜くことができないとされていた石に刺さったこのエクスカリバーの剣を引きぬいて王になったとされている。
石に刺さった剣を引き抜くことができるということは、「本当の王」、すなわち神により王に任命された正当な跡継ぎにしか引き抜くことができないとされていた。
そして、このエクスカリバーだなと思ったのは、俺自身がうちの店で強い武器を手にしたと思えたという事だ。
「売上」を上げるには、「売上」を上げる要因を作り出し、「売上」を下げる要因を取り除かなければならない。
その「売上」を上げる要因としてタイミーはかなり使える。
何しろ、タイミーに店舗の名前を載せる事で、グーグルの検索にも引っかかりやすくなりSEO対策になる。
また、知名度の向上において、来てくれるスタッフさんが検索して俺のブログなどを見てくれたりするのだ。
そういった実際の検索数にも意味があるし、面白いと思って気にいてくれれば口コミも増える。
急遽のスタッフ不足にも対応可能だし、一度やってみてくれて、お互いに良ければ困った時に声掛けができるスタッフさんの数を持てるので、人手不足という今最大の飲食店の課題を回避する事も可能になるのだ。
さらに言ってしまえば、近所に住んでいる人だったら、働いて気に入ってくれればもしかしたらお客さんを連れて来てくれるかもしれないし、それだけでも集客の入り口の知名度の向上に上がる。
お店の名前が挙がって知る人が増えれば増えるほど、形はどうあれ集客の母数は増える。
さらにマンネリ回避にも良い。
人はずっと同じだと飽きるし、馴れ合いが生じてどこでお客さんの地雷を踏むかも分からなくなってくる。
そしてそれが当たり前になるとサイレントマジョリティのように、お客さんは静かに黙って去っていく。
他の同業の店が俺のようにSEO対策したり、タイミーで人を募集したりはできない。
他の同業店舗とうちが同じだったら、俺の店に来る理由がなくなってしまう。
けれども俺の店だけのオリジナルで、毎週新しい人がいるというのは俺が逆の立場で飲みに行った時に、大きな来店動機になるなと反転して思えたのだ。
つまらなければお客さんは来ないものだが、面白ければ来る。
俺が行く店でも、俺を含めどこでも皆「新人さん」が好きなんだよな。
その方が刺激があるし。
それが毎週できるのはかなり強い武器なんじゃないだろうか。
そして万が一、離脱要因であるお客さんに「つまらない」と思われたとしても、来週は違う人がいるとなれば常連客の離脱を防ぐ事もできると思うのだ。
当然、人間なので合う合わないがあるが、例え合わなかったとしても翌週は違うかもしれないというのは離脱回避に向いている。
さらに、最近お客さんから俺が何も言っていないのに、これ(タイミーの新人さんを呼ぶ施策)どうなのという話をされるという事はそれだけお客さんが気になっているという事、反響があるという結果だ。
今までこんなことはなかったので、お客さんからすれば物凄く気になる事だから話題に出すという行動に出るので、俺は凄い手応えだなと思ったのだ。
「これだ」と確信を得るというか。
そしてこれが口コミで広がれば面白いと思う一見のお客さんも来てくれるようになるだろうし、他の店ができないということは武器でしかない。
他との違いを出すのがなかなか難しいと思っていたが、ようやく違いが出せて俺のオリジナル戦略にできるなと思ったのだ。
最近常連客の離脱が結構気になっていたんだが、新しい常連客とそのリピート化のためにもこれは積極的に増やしていきたいし、別の曜日に増やしていくのも悪くはない。
いつきても新鮮さがある
ウォルマートの経営戦略EDLP(Everyday Low Price)ではないが、EDFP(Everyday fresh place)「いつでも新鮮な場所」戦略だなとか思わされたのだ。
やはり、行動は学びを産み出す。
そして、この経験は他の事でも使える。
おまけに、普通だったら見向きもされない労働条件なのに、隙間時間であれば働いてくれる人が必ずいてくれるというのも心強い。
場所も駅から遠いのに、応募が0だったことが今まで一度もない。
これがタウンワークだと月に4万円とか払って応募0も当たり前だし、面接すっぽかされも7割くらいあるらしい。
当日ドタキャン、即辞めなどを考えると、一応働いてくれて、仕事ぶりも、人間性も面接出来きるってすごい雇用主側にとってはメリットの大きいありがたい話だ。
しかもまだ募集側の仕事の母数の方が少ないようなので、決まりやすいし、ずっと使って支払いをしている信用を作れるのもこのアプリが拡大していった後を考えると良いなと思うのだ。
俺自身が面白いスタッフさんと会えるかもしれないというのもあるしな。
さて、そんなわけで画像は友人のインド人のお店
スパイスを売りながらレストランスペースも作ったらしい。
うちと違いスパイスの販売だけでも大きな利益があるようだが、そこにカフェレストランもつけてしまう模様。
そして俺が設置したガチャガチャも稼働中
これインドにもっていきたいんだよね。
上野のシーシャに一緒に行ってきた。
紀伊国屋文左衛門のみかんの話をしたんだが、あるところでは無価値の物でもあるところでは価値がある。
紀伊国屋文左衛門のみかんの話と言えばこういう話だ。
文左衛門が20代のある年、紀州は驚くほどミカンが大豊作だった。
収穫されたミカンを江戸に運ぼうとしたが、その年の江戸への航路は嵐に閉ざされていた。
江戸へ運べなくなり余ったミカンは上方商人に買い叩かれ、価格は暴落した。
当時江戸では毎年鍛冶屋の神様を祝う「ふいご祭り」があった。
この祭りでは、鍛冶屋の屋根からミカンをばら撒いて地域の人に振舞う風習があったが、紀州から船が来ない事でミカンの価格は高騰していた。
紀州では安く、江戸では高い。
これに目をつけたのが文左衛門だった。
早速文左衛門は玉津島明神の神官で舅の高松河内から大金を借りてミカンを買い集め、家に残ったぼろい大船を直し、荒くれの船乗り達を説得し命懸けで嵐の太平洋に船出した。
大波を越え、風雨に耐えて何度も死ぬ思いをしながら、文左衛門はついに江戸へたどり着く事が出来た。
ミカンが不足していた江戸でミカンは高く売れて、嵐を乗り越えて江戸の人たちの為に頑張ったと、江戸っ子の人気者になった。
そして大富豪になったという話。
歯科の中古機器を売っている会社さんがこれをやっていて、日本で廃棄する物をフィリピンで販売しているんだよな。
両方からお金が得られるのでゴミを換金しているのだ。
これと同じ事って他でもできると思うのだ。
日本で何年後かにソーラーパネルが不要になるという情報を聞きつけたんだが、真偽がまだ不明なんだよな。
これが真実だとしたら、日本でゴミになったソーラーパネルをまだ必要としている海外に売りつければ、撤去料もらって、さらにゴミを売れるんじゃないかとか思うんだけれどもね。
それをインドでできないかと軽く話してきた、まあまずは事実確認が必要だけれども。
でもってもうひとつはつかさ鮨
友人とプライベートの仕事の話をする予定だったんだが、急遽コロナってしまってリスケに
ただ予約取ったのがもったいなかったので、そのまま強行軍で行ってきた。
相変わらず、北寄貝がたまらないね。
素材がすごいなと毎度思わされる。
最後に大将に、よく食べたね~と目を丸くされた。
いや、確かに俺も食べたけれども、俺が食べたというよりは・・・・
なかなか寿司屋の大将に食べた量で驚かれる事ってないと思うんだよな。
まあ美味かったからいいけどね。
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