属人性とリンゴの皮

経営
ご挨拶

こんにちわ、地下鉄吉野町駅最寄りのカラオケBARキャビーヌの中島です。

 

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こんにちわ。

地下鉄吉野町駅近くのカラオケスナック「ミュージックパブキャビーヌ」の中島です。

お店の営業をやっている理由の一つでもあるんだけれども、常々自分は会社員は向いていないと思っている。

そもそもは大人は自分で気づかない限り誰も何も教えてくれないし、それ以上に元から誤解をしていて間違いを教えられる可能性が高いという事もある。

教える側が自分の望む結果に対して正しくないかもしれないという事実だ。

俺は基本的に物事は結果を起点にして考えるべきだと思っていて、会社員を定年まで全うした人が言う事は結果的には会社員を定年まで全うするという結果を求めていた場合には正しいかもしれない。

けれども、自分が物凄くうらやましいと思うような、己の望む結果を出している人でなければ、多分自分が求める回答をその人は持っていない。

だからこそ、気づいたのが遅すぎて、もはや俺は会社員に向いていないと結論付けたのだ。

前にも記載したが、会社員というゲームのルールで一番大事なことは仕事ができる事ではない。

仕事ができるという事は1ポイントの得点だが、自分の結果を変えることのできる人に自分の状態を望むような状態に変えてもらうことが10ポイントの得点で会社員という名のゲームをする上では必要不可欠な暗黙の重大ルールだ。

このルールを分かっていないと、頑張ろうが、会社に貢献しようがまるで報われない。

でも当然、そんな暗黙の真実なんて誰も教えてくれない。

だから気づくしかない。

そしてそれに俺が気づいたのが40歳になった時点だったので、会社員というゲームのルール上ではもう戦える土俵にはいない。

気づく人は20代には気づいているし、頭でちゃんと分かっていなくても感覚でそのことを理解している人もいる。

まあ、前置きが長くなったけれども要するに俺は結果を変えられる人に結果を変えてもらうという会社員にとって一番重要なルールに気づかずやってきてしまったため、会社員としてやっていくのは今後不利になる可能性はあるにせよ、有利になることは引き抜きくらいしかありえないのだ。

なので自分で何かをやるしかないと強制的にビジネスをやる側にならなくてはならないのだ。

野望とか、欲とではなく、生きることを舐めていないからこそその結論は揺るがない。

俺の友達、よくよく聞くと皆ちゃんとした会社でずっと働いているものな。

まあ、やってしまったことは仕方がないのでその有利とはいえない手札で最善を尽くすしかないのだけれども。

なので、何かしら食える仕事を作り出さないとと結構起業系の本を読んだりしているんだが、今日移動中にアマゾンのkindleで「スモールビジネスの教科書」というのがあったので購入した。

ちょっと前にヤフーニュースに抜粋文があり、本質をついているように見えたのでチェックしていた書籍だ。

書籍にお金をかけることが勿体ないと思うようになったらビジネスパーソンは終わりと昔読んでいた経済誌に書いてあったのを思い出し、即購入。

その中で、色々思うところがあったので今日のネタ。

まずはタイトルの属人性というところから。

属人性とは「身分や能力などの人に属する性質」という意味がある。

つまり、組織内やビジネスシーンにおいて、その人にどの程度依存している仕事であるのかの度合いを示す時に使う言葉だ。

属人性が高いか、低いかという使い方をする。

で、俺のやっている飲食店もまさにこの属人性が高いビジネスモデルだ。

料理店であれば料理人という人の技術に属しており、その技術が低かったりすると淘汰されてしまう。

うちの飲食店もスナックと呼ばれる部類なので、そこのスタッフの属人性に依存している。

飲食店が開業されやすいのはこの属人性が高いビジネスモデルだからというのがあった。

なるほどなと思い、逆に言えば集客できる能力は魅力とも言い換えられ、それが低い人は飲食店に向いていない。

いわゆる属人化できる能力のない人だ。

お店から独立するようなスタッフも、お客さんが真の意味でそのスタッフについているのであれば可能性はあるかもしれないが、そうじゃなくてあくまでもそのお店にいたときのそのスタッフについている場合、会社の看板で仕事していた時は売れた営業マンと同じで独立したら誰も取引してくれなかったというパターンになることは十分に考えられる。

だから飲食店は属人性が高いビジネスモデルなので、属する人の人間性が一番重要なんだよなと思わされた。

やはり人のクオリティを上げることが飲食店にとっては最大の近道なんだろうな。

他の客に迷惑をかけるような質のお客さん等は目先の売り上げを捨ててでも、ご遠慮いただかなければならないし、お客さんの事を先に考えられないような飲食店側のスタッフがいるようにしてはならない。

そんなことを思いながらも、その書籍の続きを見ていてそうかと気づきがあった。

また連環というか、色々な物事が繋がるのだけれども。

冒頭に結果を起点に考えるようにしていると記載した。

だが、別の情報がビジネスにおけるその思考を妨げていたんだよな。

そう、別にリンゴの果実その物じゃなくてリンゴの皮で良かったんだよ。

どういうことか?

順を追って記載していくけれども、このスモールビジネスの教科書に自分の属人性と持ち物の中から儲かっている企業がやっていることで模倣できることをすることが起業としては正しいようなことを記載していた。

企業がその物やサービスを販売し、それを購入する購買層がいて、実際にお金が動いている。

結果的に、買う人と、売る人がいて利益が出ているのだ。

そりゃ結果が出ていることを模倣するのが一番早いよねと思う。

ここまでは何も考えなくてもそりゃそうだろと思う。

けれども、何故やらないか?

ここに俺の誤解があったんだけれども、ビジネス的な常識で、「うまくいってるビジネス」を模倣して追いかける、いわゆる後発組は大企業の圧倒的な資金力と人材の数とボリュームで先発組の資金力の弱い会社のシェアを一挙に超える速度でシェアを獲得していき、他の追随を許さないくらいのトップシェアを握ることが戦略だ。

だから、最初に始めた人でも参入障壁がないと後発組に必ず追い抜かれ、まるで儲からなくなり撤退すると言われている。

そんな状態になった後に、さらに資金力もない個人が後発組として参入したって大企業に勝てるはずがない。

俺はそう思い込んでいた。

けれども、この書籍を読んで待てよと気づかされたのだ。

いや違うなと。

これはさ、リンゴの皮をむいて、リンゴの可食部、つまり果実の一番美味しいところを食べようとするからそうなんじゃないか?

仮に後発組で先発組を資金力の差で圧倒した企業があったとして、これを人サイズだとしよう。

人のサイズではリンゴの果実の真ん中を丸々食べなければならないかもしれないが、でも俺個人で見たら人サイズから見れば大分小さく蟻サイズだと思うのだ。

蟻サイズの生物がリンゴの真ん中の部分食べきれるだろうか?

人サイズが剥いて捨てたリンゴの皮の部分だけでも十分美味しく、お腹いっぱいにならないだろうか?

利益を出している会社の、利益を出している分野の、利益を出している商品で、捨てた部分、つまりリンゴの皮を狙えばいいんじゃないか?

ここまで気づいたときに、思ったのだ。

何故歯科業界がこれほどまでに良い業界なのか?

大手が参入するには小さすぎる市場で、まさにリンゴの皮の市場なのだ。

それでも何社もあるし、それなりに利益を上げているところもある。

個人である俺がもっと小さいサイズだと考えれば、リンゴの皮の先端の切れ端でも十分なはず。

だとしたら、歯科業界のネットワークもあるし、営業の経験則もあるし、最初からリンゴの皮であることが分かっている。

リンゴの皮のさらに先端を狙うのであれば俺個人で食うには十分なんじゃないだろうか?

そう思ったときに、今歯科業界で儲かっている企業とその商品を調べて、さらに歯科医院に訪問し、その売れていて利益が出ている商品のわずかな改良点を狙えばいいんじゃないかと思えてきたのだ。

介護や学童や農業といった補助金ビジネスこそが最強だと思っていたが、いや、これも多分間違いじゃないんだけれども、リンゴの皮戦略も多分間違いじゃない。

なので、まずは会社の仕事をしながら代理店さんや合う人に、今歯科業界でどの会社が儲かっているかをリサーチしようと思う。

何社か見つけて、絞り込んでいき、とことん拘れば他が入るには割に合わないけれども、俺単体なら物凄く美味しいを見つけられるかもしれない。

ちょっとそんなことを思わされたので、しばらくは歯科業界の儲かっている企業リサーチをしようと思ったのだ。

でもGCとciメディカルが儲かっているのは分かっているんだよな。

そのGCとciで何が儲かる商品なのかを今度元Ciの人や現在Ciの人に聞いてみようと思うのだ。

そこでちょっと改良すれば食えるけれども模倣されないような何かが手配できないか。

これをリサーチしたいと思わされた。

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