こんにちわ。
地下鉄吉野町駅近くのカラオケスナック「ミュージックパブキャビーヌ」の中島です。
さて、俺は男性なのであまり他者に甘えるというシチュエーションがない。
気付いていないだけで無意識に何かに甘えているかもしれないけれども。
俺自身が完全に左脳人間という事もあり、自分が甘えるという行為をしてしまうと、自分が道理とか筋から外れた行為をしてしまっているように思えてしまうのだよな。
むしろ、昭和の固定観念なのか男性は甘えさせる側であり、男性が甘えて良いものではないという刷り込みが俺自身に行われている。
けれども、実際はまるで甘えないのも可愛げがないし、上手く甘えるのが正解なのだと頭では分かっているが、刷り込まれた常識が拒絶反応というかそれを俺にさせてくれないんだよな。
まあ、何の話かというと飲食店を営業しているとお客さんの好意で差し入れだのチップを渡されることが結構多い。
で俺の信念というか危機管理能力かは分からないけれども、俺自身に関してはチップは決して受け取ってはならないと思っている。
33年前の親父が創業した時から、親親父が絶対に謂れのないお金を受け取らなかったもあるんだけれども、頑張ってくれているスタッフに渡してくれと俺自身は断るようにしている。
仮に店の長である俺がチップを受け取ってしまうと、無茶な要望も断りづらくなるし、隙を作ってしまっているようでリスクを感じてしまうのだよな。
これも上手に受け取って、綺麗に返礼すれば隙にならないのかもしれないが、その辺はド素人でやっている分、上手い躱し方を俺が知らないだけなのかもしれない。
でも俺自身も自分が価値を提供したという確信があるなら正当な対価として受け取るが、チップという物は相手の気持ちとは言え、俺が提供した価値の正当な対価以上の価値提供になっているように感じるし、正当な商売をした対価しか受け取らないという誠実性はビジネスの基本中の基本だと俺は思うんだよな。
俺が自分の正当な価値以上の対価を安易に受け取ってしまってはビジネスの基本を自ら放棄するようで、その時点で伸びしろが無くなるというか、俺自身の頭が天井に支えるというか、自分が駄目になる気がするのだ。
俺は凡人を極めているとはいえ、自立しているはずの社会人男性が安易に適切ではない対価を受け取る事は男性としてのの品性というか男性としての人格を貶める気がしている。
こういう考え方が甘え下手なのかもしれないが、少なくとも自分を恥ずかしいと思うような行為はしないようにしないと、堂々と店を営業できないと思うんだよな。
ただ、俺にではなく母にと言われたので受け取らざるを得なかった物があったが、これは頻度も高いので返礼しなきゃなと思っている。
そのため、馴染みのバーテンダーにLINEして恥ずかしくないお酒はどれかを教えてもらってアマゾンで早速用意はしたけれども。
やはり人の繋がりと縁が大事だね。
ただ、俺とは逆になんでも受け取るのも甘え下手かもしれないと思うのだ。
段々受け取ってばかりいるとそれが当たり前になってしまい、当然だと思っているなと相手に思われるようになってしまう。
そうなると、相手から見たら可愛げないように見えるんじゃないかとふと思ったのだ。
バランスの良い上手な甘え方って難しい。
全く甘えなくても駄目、全部甘えても駄目。
でそんな中、チップは俺は受け取らないのだけれども差し入れはありがたく頂戴している。
元々、うちの飲食店は食べ物の持ち込みありだし、毎回お客さんが皆差し入れを持ってきてくれる。
気持ちだからありがとうなんて思いながら受け取っていたけれども、ふとこれって返礼いるんじゃないかと一瞬気になった。
確かにお客さんの誕生日には店から心ばかりのプレゼント出すけれども、毎週に対して年1の返礼じゃ合わないのではないかと思いネットで調べてみた。
すると、店のルールによって大分違うようで、お客さんの差し入れに持ち込み料を取るところもあるようだ。
確かにフードで売り上げあげるところでは差し入れはかなり迷惑な話になると思うが、フードがない店では有り難く皆で共有するらしい。
けれども、どこを見ても、差し入れは厳密には店側にはマイナス的なコメントが多くい。
出すのにスタッフの手間が余計にかかるとか、失礼にならないように無理矢理食べて体調崩したりするとか。
こういうのを見ると、うちみたいな店では差し入れはありがたくお気持ちをいただくだけで問題なさそうなんだよな。
でも俺自身が行くお店でもそうだが、甘いものはあまり喜ばれない。
そんなに食べられないし、お酒のつまみの方が喜ばれると書かれている。
そう考えると、フード持ち込み自由にして良かったなと思えてきた。
差し入れはありがたく甘えさせていただこうそんなことを思わされた。
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