瑞雲(ずいうん)を見たのかもしれない。
「瑞雲」とは「彩雲」(さいうん)とも言い、太陽の近くを通った雲が赤、緑といった色に彩られる現象の事で、これを見ると最高の吉兆だと言われている
兆しというやつだ。
同じ現象であっても、解釈者によって吉兆であったり凶兆であったりすることもあるが、俺的には解釈の選択肢はたった一つ
俺に起きるすべての事象は吉兆でしかないと決めている
ここのところ忙しくしていたのと、タイピングする手が乗らないというかしばらくネタを書くのご無沙汰していた。
まん延防止が2022年の3月21日までだったため、それからずっと長期休業がなかったこともあり、蓄積疲労とも言えるかもしれないが、本を出版して以来ちょっと燃え尽きていたかもしれない。
俺の行動原理の燃料には「危機感」が必要なのかもしれないが、それがないと「やらなきゃいけない事」よりも「やりたいこと」を優先してしまうようだ。
横浜アリーナの招待席の最前列で、K1のロイヤルシート席を3000円で見たり、きりたんぽ鍋食べに川崎行っていたり、最強の寿司を貪ったり、お手伝いしている県会議員の先生のバスツアーに参加してリニアモーターカー見てきたりして、なんだかんだ言って忙しかった。
休日出勤でパシフィコのイベントで働いていたりしたしな。
後は店舗に防犯用の監視カメラつけたり、多少は前進感のあるようなこともしていたが、全般的にはちょっと休養的な一ヵ月だと思わされたけれども。
まあ、やらなきゃやらなきゃに追われているだけだと、胃の下あたりに澱のような不快感を感じるようになるので、たまにはそれを解き放たないとならないと思うのでいいのだけれども。
仕事も茨城県の古河市の案件が決まったり、高尾の案件が決まったりで遠方ばかりだが、ちょっと兆しに気づいたことがある。
最初の画像が古河市に商談行ったとき、駅近くのランチでステーキの富士と言う店
物価が上がっているのも分かるんだけれども、このステーキ高いんだよね。
300gで4000円近くかかった記憶がある
変な話都内や横浜よりも高い。
もちろん、美味いは美味いんだけれども、価格と量と味を考えると横浜や東京のステーキ屋さんの方が安くて量が多くて美味しいのだ。
地方の物価安いと言われていたけれども、高くないか?と思わされた。
そしてもう一つは高尾駅の有名な煉瓦屋というトンカツ屋さん
これも300gのトンカツで3000円するんだけれども・・・・
もちろん美味しいは美味しい。
そして、小鉢の数が多いため価格には納得している
だがしかし、価格と量と味を考慮すると吉野町駅から井土ヶ谷駅に移転したトンカツ椛や、個人的に最強だと思っている馬車道の丸和のトンカツの方が安くて美味しいと思ってしまうのだ。
そう考えると、都心から離れた場所って実は物凄く物価が上がっているんじゃないかと思えたのだ。
以前にも記載したが、昔世界一のコーヒーを求めてブラジルに渡航した男性がいる。
最高級のコーヒー豆を生産する農場でコーヒーを飲んだけれども、どう解釈しても美味しくない。
そこで、最高のコーヒー豆はどこにあるんだと現地の人に聞いたら東京の銀座だと言われた話と同じなんじゃないかと思ったのだ。
多分、燃料の高騰、交通網の廃線などでどんどん地方は不便になっていき、結果流通のコストを価格に転嫁せざるを得なくなる。
結果的に都心よりも質のいいわけでもない物を高価格で提供されるようになる。
よく高齢になったら田舎暮らしが良いなんて話を昔聞いたが、実際は田舎では今後ライフラインが分断されて、高齢者はもう生きていけなくなるんじゃないかとしか思えない。
そう考えると、ますます一都に集中し、人が集まれば集まるほど実質コストが落とせるのが都心なんじゃないかと思えてきたのだ。
人の住んでいない空白地帯がどんどん増えていき、かつ都心以外の地価が暴落する。
飲食店の価格からそんなような未来の兆しが見えてきたんだよな。
だからこそ、どう考えても不動産を持つにも都心以外人口が減るので価値が上がらないと思うのだ。
そして、よく家を借りるか買うか論争があるが、俺は絶対に買うべきだと思っていて、借りるの発想は自分の都合の良い発想しかなく、貸す側の都合が抜け落ちている。
自分が大家さんだとして、いくら保証が付こうが現金を持っていようが、90歳の老人に部屋を貸す気になれるだろうか?
あと10年以内の死亡率はかなり高いし、気づかれなかったら異臭騒ぎになり、手続きクリーリング代等も全部自分に跳ね返ってくる。
リスクが高すぎるので、老人には貸したくないと思うのが大家さんだと思うのだ。
そうなると、高齢になると金を持っていても住む家を手にする事ができなくなる。
さて、そんな兆しのことを考えていたら、もう一つの兆しに気づいた。
最近うちのお客さんで中国に技術の先生として行っているお客さんがいる。
日本の2.5倍の給料になったと喜んでいたが、話を聞いて俺にはリスクにしか感じなかったのだ。
元々の仕事を辞めて、一ヵ月に2~3週間中国に滞在し、バネのコーティングの技術を教えているらしいのだが、まず雇用契約ではないので海外の税法が適用されていると思うのだ。
そして個人事業主扱いでピンハネされているとしたら、確定申告どうするんだろうなと社会保障と健康保険も含めて。
なので契約内容見て法テラスで無料相談したほうが良いとは伝えていたのと、そのコーティングの技術の先生の仕事っていつまであるんだろうなと思ったのだ。
いくつもの同様の企業を抱えているならいいんだけれども、現地の技術者が技術を習得してしまったら外資だし、中国だし、簡単にお払い箱になるんじゃないかと思えたのだ。
だから月額の支給額が高かったとしても1年もしないうちに仕事がなくなるリスクを感じたんだが、彼を引っ張って行ってくれた人がその後の面倒まで見てくれるんだろうか。
ただ、これも東洋経済オンラインか何かで記載してあったが、同じ事ってアメリカでもできるんじゃないかと。
ちょっと前に記載した通り、今ニューヨークでは日本の見習い寿司職人の月収が日本だと18万円なのにニューヨークだと2000万円になってしまう世界なのだ。
デニーズのバイトですらニューヨークでは年収800万円と言われている。
てことは、英語の通訳つけて日本の安い技術者を海外に派遣する仕事にしたら、かなり利益抜けそうに見えるんだよな。
英語の通訳なんて、ココナラで探してもいいし、タイミーで探してもいいし、エンゲージで探してもいい。
海外の法律であれば日本の派遣業の法律の範囲外だし、現地で仕事を探し来る人と組んだらどうにかなるんじゃないかと思うのだ。
そして何しろ原価がかからなさそう。
雇用関係は個人事業主同士の契約となるだろうけれども、リスクが低そうな分やってみる価値はあるんじゃないかと思えたのだ。
英語を話せるけれどもそれを収益化できていない人って多数いると思うしな。
地方の物価や中国の派遣の話を見て、そんな兆しを感じたがどうだろうな。
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